■京王百貨店とハト 
佐々木硝子で60年代後半製品化された京王百貨店
ノベルティグッツに一貫して鳩モチーフのものが多く特に
ガラス食器の場合鳩のモチーフがエナメルで塗布された
3色に交じり合い重なり具合がガラスが透過したした時に美しさを
彩らせてくれます。 スピカでは、もう定番の商品なのですが、
当時、他にも様々なキッチンツールの種類をノベルティで
出していました。 鶉屋の一押しは、この綺麗なエナメルグラスです。



■京王の鳩のエピソード
平和や生命の象徴であるハトは、小売業の
目標である「お客様の生活を豊かにすること」
また、それが「私たちの幸せでもある」として、
京王百貨店の包装紙のモチーフは、ハトに
なりました。当時、包装紙は「動くポスター」
といわれ、いわゆる企業のパブリックイメージ
を象徴する代表的なものと考えられていました。
京王百貨店は、その理念を具現化するべく
デザインに、米映画「サイコ」「八十日間世界一周」
「ウエストサイドストーリー」といった当時、
の映画のHit作品の記憶に残るタイトルクレジット
やCIなどを手がけた20世紀のアメリカを代表
する世界的デザイナーのソール・バス氏に依頼
して、包装紙により企業理念を具現化しました。
空に向かって飛ぶハトが、幸せ・豊かさをお客様
のもとへお届けする京王の企業イメージを、
はっきりとシンボライズさせたのです。
またこの他、弔事用としてカラーを変えたのもあり
様々な京王百貨店のノベルティ商品にもそのデザインが
起用されて人々の生活に親しく溶け込み用いられました。


■Saul Bass (ソール・バス)について
ソール・バスは50年代よりグラフィックデザインの
名作を数多く創りつづけてきました。AT&T,
ベル・コミュニケーション,ユナイテッド航空,
ワーナーコミュニケーションをはじめとする
アメリカの有名企業のロゴやデザインを手がけた
ほか今なお我々の日常生活の一部となっている
デザインを数多く手がけました。
また、彼はグラフィックの枠を越え、いちはやく
映像やアニメーション分野に乗り出したデザイナー
です。彼は多くの傑作映画ポスターを手がける一方、
それまで監督や俳優の名前が並ぶだけだった映画
のタイトルデザインにも革新をもたらした事は、
あまりにも有名なエピソードです。
 『ウエストサイドストーリー』『サイコ』
『めまい』『悲しみよこんにちは』『黄金の
腕を持つ男』『北北西に進路を取れ』他彼の
映画関連のデザインは今もって、新鮮な驚きを
時代を越えて、人々に与えます。
(誠文堂新光社オフィシャルサイトより抜粋)


■参考資料
■とっても親切で便利なソウル・バスの
 フィルモグラフィは、こちらからどうぞ。

■昨年発売の『pen』10/15号(No.139)
「映画がいっぱい 映画のデザイン」
で、ミルクマン氏ディレクションによる
タイトルバック特集をしています(全14ページ)。
カラーのきれいな画像がたくさん掲載されてい
て必見です。ソウル・バス/モーリス・ビンダー/
フアン・ガッティ/ランディ・ボールスマイヤー/
パブロ・フェロが紹介されています。

■ソール・バス&アソシエーツ 
アイデア・アーカイブ01アイデア編集部編